2018年1月10日水曜日

▼バッハ「パルティータ4番/サラバンド」譜読み中?

バッハのパルティータ4番「サラバンド」を練習し始めてから10日ほど。最初はわりと調子よく進んでいたのだが、この2〜3日はちょっと停滞気味? 練習方法を少し変えたのが原因かもしれない。

1月25日に「ホールでベヒシュタイン」を弾けることになっているので、それまでにはある程度弾けるようになりたいのだが、さてどうだろう?





一番気になっているのが、「暗譜」できる気配がないこと。いつもなら、10日も練習すれば部分的にでも自然に覚え始めるのだが…。

原因として考えられるのは、たぶん、ずっと楽譜を見ながら弾いているから…。比較的弾きやすい曲なので「手元を見ないで弾く」練習もついでにやっていて、鍵盤を見ないためにずっと楽譜を見て練習している。

まぁ、それはそれでいいのだけど、やはり最後は「暗譜」で弾きたいと思っている。…そこで、ちょっと気になったのは、暗譜したあと譜面台に楽譜を置かないとしたら、どこを見て弾くことになるだろう?ということ。まさか、ケイト・リウみたいに上を見て弾くわけにもいかない(たぶん弾けない)し…(^^;)。


手元を見ないで弾く練習以外に今回意識して取り組んでいることがある。それは、強弱などの表情付けを自分で考えること。

《2018年 My Piano Life の目標 ♪》に書いた「自分が音楽を奏でているという感覚を身につける」という目標のうち、「強弱、アゴーギク、タッチなどを意識して付けている」感覚に少しでも近づくための第一歩である。

まともにピアノを勉強している人から見れば「そんなの当たり前でしょ!」と言われそうだが、楽譜を見て音楽をイメージできない素人初心者にとっては、とても大変なのだ。

これまでは、楽譜に書いてある強弱・速度・発想記号などを見て、自分にできる範囲で努力していた、という感じだろうか。というより、聴き覚えたプロの演奏をイメージしてそれに近づけようとしている方が多かったかもしれない。


で、そのために強弱記号とかが書いてない楽譜(「白地図」のような…)がないかと探してみたら、IMSLP にあったのでこれを使うことにした。

ところが、何も書いてないので「指使い」もない。これまでも、楽譜に書いてある指使いを自分(自分の指の形や実力レベル?)に合うように修正していたのだが、そのベースとなるものさえない…。

仕方ないので、この際「指使い」も自分でゼロから考えてみようと思い、四苦八苦しながら3日前くらいにやっと書き込み終わって、家にあった春秋社の楽譜と照らし合わせたところだ。2割ほど違う箇所があったのだが、うち半分くらい参考にさせてもらった。

これと同じことを強弱記号などでもやってみようと思って、今 mp とか cresc. とか書き込んでいるところ。前半はなんとか終わったのだが、後半で苦戦中…。


これが終わったら、晴れて?プロの演奏を聴いて「お手本」の(こういう風に弾きたい)演奏を探そうかと思っている。

選曲中に少しは聴いていたのと、図書館で借りておいたアシュケナージとグレン・グールドのCD(パルティータ全集)をちらっと聴いたりはしているが、まだ集中して聴き比べをするということはやっていない。

本当は早く聴きたくてたまらないのだが、自分で考えることを自分に課したので、もう少しガマンである…(^^;)。


【関連記事】

《▼選曲:バッハのパルティータ4番「サラバンド」》

《2018年 My Piano Life の目標 ♪》

「ピアノ練習履歴 2018」ページ


おまけ:「白楽譜」(しろがくふ)

白地図みたいな楽譜を探していたら「白楽譜」というものを見つけた。こんなの(↓)。しかも「バロック白楽譜書き込みコンテスト」というのもあったらしい…。

『自分で書き込む! バロック白楽譜 I バッハインヴェンションへの第一歩』




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