2014年8月30日土曜日

基礎練習の下調べ:「ピアニストの毎日の基礎練習帳」

次の曲選びの下準備を始めている。一つの案として、難しい曲は一休みして、たまには基礎練習をやってみようかという気にもなっている。が、ハノンのようなものだけでは面白くないので、練習方法について少し調べ始めたところである。

岩崎淑さんの『ピアニストの毎日の基礎練習帳』という本を読み直してみた。1年ほど前に読んだ本なのだが、そのときよりは私も少しは進歩しているはずなので、新しい発見があるのでは、と思いながら読んだ。



2014年8月28日木曜日

日本の現代ピアノ曲を探す:加古隆「ポエジー」がいい!

久しぶりに「日本の現代ピアノ曲を探す」シリーズである。

一曲目は、面川倫一(おもかわ のりかず)作曲の「モーメント・ミュージカル」という小曲。ドビュッシーを思わせる響きを持つ好きなタイプの音楽である。第38回のピティナ・ピアノコンペティションF級の課題曲となっている。

♪モーメント・ミュージカル(ピアノ:寺元嘉宏)
※追記@2022/07/04:この音源は削除されている。

他のピアノ曲は見つけることができなかったが、合唱曲などを手がけている人のようだ。もっとピアノ曲を作ってもらいたいものだ。

[お知らせ] 《【現代ピアノ曲】日本人作曲家》 に2人追加

《【現代ピアノ曲】日本人作曲家》 の記事に次の曲を追加しました。

参考記事
日本の現代ピアノ曲を探す:加古隆「ポエジー」がいい!

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モーメント・ミュージカル
作曲: 面川 倫一(おもかわ のりかず)

モーメント・ミュージカル
Piano:寺元 嘉宏
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ポエジー
作曲: 加古 隆 (1947 - )

ポエジー poésie  加古隆  Takashi Kako
Piano:加古 隆
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2014年8月27日水曜日

選曲準備:「止まらないで弾く」をテーマにするとしたら

数日前の記事 《次の選曲の悩み:たまには基礎練習に励んでみるか?》 で、次の選曲の話(悩み)を書いた。一応、次の5つくらいのパターンを考えている。

①基礎練習中心
②古典派(バッハ、ベートーヴェン)
③ロマン派(シューベルト、シューマン)
④近現代(ラフマニノフ、プロコフィエフ、スクリャービン)
⑤ロシア、スペイン、北欧、東欧など

2014年8月25日月曜日

あと1週間、最後の追い込みと次の曲のこと(近況)

 さて、今月最後の1週間が始まる。予定としては、ベルガマスク組曲のプレリュードを(自分なりのレベルで)仕上げて、来週からは次の選曲に移ることになっている。


「プレリュード」の方は、いくつもの難所を少しずつクリアしながら、あと一息というところまで来ている。最後の難所は下図の赤枠で囲んだところ(とその前後)。


2014年8月24日日曜日

[ピアノニュース] アルゲリッチハウス♪!

「アルゲリッチハウス」というものが、大分にできるらしい。数年前から計画されていて、延期になっていたが、ついに9月4日に着工、来年4月には完成予定とのこと。次回の第17回別府アルゲリッチ音楽祭でのお披露目が予定されている。(ニュース・ソース:「アルゲリッチハウス 来月4日に着工」)

2014年8月23日土曜日

次の選曲の悩み:たまには基礎練習に励んでみるか?

8月もあと1週間ほどを残すのみとなった。子どもたちは夏休みの宿題の追い込みに入っている頃だろうか。私の方は、ドビュッシーの「ベルガマスク:プレリュード」をそれなりに弾けるようになっているはずの時期なのだが。今のところ、少しずつ進んではいるがなかなか山頂が見えない山登りといったところ。

2014年8月22日金曜日

ピアノの「脱力」奏法を極めたい!(いくつかのコツ)

ピアノを弾くときに「脱力」が重要なのはいうまでもない。そして、それは「重力奏法」とともにピアノ奏法の基本である。

ベルガマスク組曲のプレリュードを練習していて、あらためて「脱力」の重要さと、その意味するところの広さを感じた。より「楽に」弾けるようになるためのコツのようなものも少し分かってきた(ような気がする)。今後の練習に役立てるため、少し整理しておきたい。

2014年8月21日木曜日

「ベルガマスク:プレリュード」1ヵ月の練習成果は?

残暑見舞い!&近況報告です。

ドビュッシー「ベルガマスク組曲:プレリュード」を練習しはじめて、ちょうど1ヵ月。どこまで進んだか、そして残った課題を整理してみようと思う。8月に入ってからの「練習の記録」記事は4つ書いているが、「難所」という言葉が多いような気がする。





2014年8月20日水曜日

日本の現代ピアノ曲を探す:二人の尾高氏

日本の現代ピアノ曲からお気に入りの作曲家や曲を「探訪」中である。とりあえずは、ピティナの「ピアノ曲事典」の「日本出身の作曲家の一覧」ページ(275人)を順番(あいうえお順)にチェックしている。(たまに気まぐれで後ろからとかやってますが…)

[お知らせ] 《【現代ピアノ曲】日本人作曲家》 に2人の尾高氏を追加

《【現代ピアノ曲】日本人作曲家》 の記事に次の曲を追加しました。

参考記事
《日本の現代ピアノ曲を探す:二人の尾高氏》

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ピアノのためのバラード / Ballade pour Piano
作曲: 尾高 惇忠(あつただ) (1944- )

尾高 惇忠/ピアノのためのバラード/演奏:泊真美子

Piano:泊 真美子
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ピアノのためのソナチネ
作曲: 尾高 尚忠(ひさただ) (1911 - 1951)

ピアノのためのソナチネ 尾高尚忠 (Ⅱ・Ⅲ楽章)
Piano:丸田 幸太郎
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2014年8月19日火曜日

アルゲリッチとバレンボイムのデュオ♪これはすごい!

昨日何気なく「ピアノに関するニュース」を見ていたら、

「Mozart, Schubert & Stravinsky: Piano Duos マルタ・アルゲリッチ & ダニエル・バレンボイム」

というタイトルが目に入った。で、思わず目を疑った。えっ!?あの個性の強い二人がデュオで弾いているの?



2014年8月18日月曜日

カプースチン:面白い!ロシア・ピアニズムとジャズの融合?

一昨日行った「ぴあの好きの集い」(↓)で、アルヴォ・ペルトとカプースチンという2人の作曲家のことを初めて知った。

《「ぴあの好きの集い」今年も楽しめました!》

第一印象はだんぜんペルトの方がいいと思ったのだが、カプースチンの方も気になっていたので、YouTubeで聴いてみた。これがなかなかよかった ♪

下記写真は、ヤマハミュージックメディアの「カプースチン特集」からお借りしたもの。


川上昌裕さんとカプースチン

[お知らせ] 《【現代ピアノ曲】外国人作曲家》 に2人追加:ペルト、カプースチン

《【現代ピアノ曲】外国人作曲家》に2人の作曲家(4曲)を追加しました。

アルヴォ・ペルトは極限まで音をそぎ落とした、「ティンティナブリ(Tintinnabuli:鈴鳴らし)」という様式の美しい曲。ニコライ・カプースチンは対照的に、ジャズを取り入れた絶え間ない音の響きが面白い。

参考記事
《「ぴあの好きの集い」今年も楽しめました!》

《カプースチン:面白い!ロシア・ピアニズムとジャズの融合?》


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Für Alina (アリーナのために、1976)
Für Anna Maria (アンナ・マリアのために、2006)
Variations for the Healing of Arinushka (アリヌーシュカの回復への変奏曲、1977)
作曲: Arvo Pärt (アルヴォ・ペルト、エストニア、1935~)

Arvo Pärt: Für Alina, Für Anna Maria, Variations for the Healing of Arinushka
Piano: Diana Liiv
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Impromptu, op. 66, no. 2
作曲: Nikolai Kapustin (ニコライ・カプースチン、ロシア、1937~)

Nikolai Kapustin performing Impromptu, op. 66, no. 2
Piano: Nikolai Kapustin
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2014年8月17日日曜日

「ぴあの好きの集い」今年も楽しめました!

去年たまたまネットで見つけて聴きに行った「ぴあの好きの集い」がとても面白かったので、今年も行ってきた。あまり知らない作曲家や曲もけっこう多いので、そういうものを発見する楽しみもある。

前回は、デュティユー、アルカン、リャードフ、メトネルなどの曲を初めて聴いた。今年は都合により途中(第3部)からの参加だったが、今回も新たな発見がいくつかあった。



2014年8月15日金曜日

美は細部に宿る?(ベルガマスクの苦戦)

ドビュッシーの「ベルガマスク:プレリュード」が思ったように弾けず、目に見える進歩もなく、相変わらずの苦戦が続いている。3日前に設定した18箇所の「難所」克服プランもなかなかしんどい。


2014年8月14日木曜日

ピアノ(楽器)を演奏すると頭がよくなる?

昨日の記事《雑想:音楽を表現すること と ピアノを弾く楽しみ》で、ピアノを弾く楽しみについて少し書いた。

書いているうちに思い出したのが、ピアノを始めたころに作った「ピアノに関する興味マップ」である。「なんで今さらピアノをやるのか」ということについて、自分なりに頭を整理するつもりで作ったものだ。



2014年8月13日水曜日

雑想:音楽を表現すること と ピアノを弾く楽しみ

今朝ふと目にした光景。2つのスポンジ。外を見ながら何を想う、何を語り合っている?…わけはないのだが…。



で、話は急に音楽への連想になるのだが…。

2014年8月12日火曜日

「ベルガマスク:プレリュード」難しさ実感→克服プラン?

練習するほどに難しさを実感している「ベルガマスク:プレリュード」であるが、始めた以上はある程度のレベルに仕上げたい。「仕上げ」という言葉は少し気がひけるのだが、少なくとも自己満足できるレベルにはもっていきたいという意味である。

なにせ、思ったより「難所」が多い(↓)。



2014年8月11日月曜日

日本の現代ピアノ曲を探す:吉松隆「フローラル・ダンス」

現代ピアノ曲を探すのは、なんとなく週末の作業になっている。「毎日休日」の定年の身なのに不思議である。いまだに会社生活のリズムがどこかに残っているのか?

それはさておき、今回選定した作曲家は吉松隆である。どこかで聞いたことのある名前だと思ったら、平清盛の大河ドラマの曲を書いた人だった。

※今回(2022/03/22)旧ブログから本記事を引っ越すにあたり、写真がなく寂しいので追加した。下記「ぶらあぼ」の記事からお借りしたもの。




[お知らせ] 《【現代ピアノ曲】日本人作曲家》 に3曲(吉松隆)追加


《【現代ピアノ曲】日本人作曲家》 の記事に次の曲を追加しました。

参考記事
《日本の現代ピアノ曲を探す:吉松隆「フローラル・ダンス」》

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「プレイアデス舞曲集Ⅰ」から1.フローラル・ダンス [1986]
作曲: 吉松 隆

吉松隆/「プレイアデス舞曲集Ⅰ」1.フローラル・ダンス
Piano:須藤 英子
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「プレイアデス舞曲集Ⅰ」から3.アップル・シード・ダンス [1986]
作曲: 吉松 隆

吉松隆/「プレイアデス舞曲集Ⅰ」3.アップル・シード・ダンス
Piano:須藤 英子
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平清盛メインテーマ
作曲: 吉松 隆

平清盛メインテーマ/吉松隆
Piano:
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2014年8月9日土曜日

雑想:「いい音楽」に関するもやもやした想い

なんとなく「いい音楽」とか「現代音楽」とかの話。

昨日の夜、暑いせいもあって寝付けず、ひさしぶりにポピュラー系の音楽を夜中過ぎまで聴いていた。聴いたのは、BENIという女性ボーカル。ファンというわけでもないし、自分に合っているとも思わないが、なぜかその声と音楽が気に入っている。

最近のポピュラー音楽で、ほとんどお気に入りの歌手を見つけられない私にしては珍しいことだ。ちなみに、少し前の歌手では、さだまさしのファンではある。

2014年8月8日金曜日

「ベルガマスク:プレリュード」練習方法の悩み&近況

■ 直面している練習の悩み?

いま練習している曲は、ドビュッシーのベルガマスク組曲の1曲目「プレリュード」である。7月21日から始めて昨日で18日になるが、練習すればするほど最初の印象に比べてどんどん難しくなっていくような気がしている。これまでにあまり経験したことのない種類の「苦戦」を味わっている。

2014年8月7日木曜日

武満徹のピアノ作品(現代ピアノ曲探索の旅)

現代ピアノ曲を探す中で、武満徹の小品を見つけた。

武満徹については「ノヴェンバー・ステップス」「弦楽のためのレクイエム」くらいしか作品名を知らないし、ピアノ曲はほとんど聴いたこともない。なので、少し勉強しようかと思っていたら、図書館でたまたま目に入ったのが『武満徹―その音楽地図』という新書であった。さっそく借りて読んでみた。



2014年8月6日水曜日

ヴァイオリンで聴くピアノ曲・ふわっとやさしいウェーベルン

きのう、ドビュッシーの「プレリュード」(ベルガマスク組曲)の参考になりそうな演奏をYouTubeでいくつか聴いていた。そのときに、ピアノ以外の楽器向けに編曲したものを見つけて聴いてみたのだが、それなりに面白かった。

2014年8月5日火曜日

2014年8月4日月曜日

日本の現代ピアノ曲を探す:赤石直哉「Torso I Bianco」

細く長くという感じで、いい曲との出会い(セレンディピティ?)を期待しながら「日本人作曲家のピアノ曲探し」を続けている。とくに現代、できれば現在も活躍中の作曲家を知りたいという気持ちで…。

【参考記事】


[お知らせ] 《【現代ピアノ曲】日本人作曲家》 に2曲(2人)追加

《【現代ピアノ曲】日本人作曲家》 の記事に次の曲を追加しました。

参考記事
《日本の現代ピアノ曲を探す:赤石直哉「Torso I Bianco」》

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Torso I Bianco [2010]
作曲: 赤石 直哉

赤石直哉(Naoya Akaishi) : Torso I Bianco Pf. 浦山瑠衣(Rui Urayama)
Piano:浦山 瑠衣
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組曲「水の彩る風景」第2集 から「海を渡る風」」 [2012]
作曲: 小栗 克裕

海を渡る風 Wind across the seas
Piano:八坂 公洋
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2014年8月2日土曜日

月刊「ショパン」8月号:ピアニストの練習方法

特集の内容にひかれて月刊「ショパン」(8月号)を買ってみた。立ち読みレベルでは見たことがあるが、自分で買ったのは初めて。たまにはこういう雑誌をじっくり読んでみようと…。




2014年8月1日金曜日

近況「ベルガマスク:プレリュード」難所につぐ難所!

7月21日からなので、「ベルガマスク:プレリュード」の練習を始めて10日ほどがたつ。まあ、それなりに順調というか、ブロック単位に練習するやり方で3ブロック目(全体を6ブロックに分割)に入ったばかりである。といっても、2ブロック目までが問題なく弾けているわけではない。繰り返し練習の手前くらいである。