2016年7月30日土曜日

中村紘子さんの訃報に接して

中村紘子さんが亡くなったというニュースが、昨日飛び込んできた。亡くなられたのは、72歳の誕生日(7月25日)の翌日だったとのこと。



2016年7月29日金曜日

ピアノにしか作れない音楽 ♪という可能性?

高橋アキさんの『パルランド 私のピアノ人生』という本をだいぶ前に読み終わって、感想文を書こうと思ってメモまでは作ったのだが、なかなか書けずにいた。

理由を考えてみると、一つは長いインタビューと過去のいろんな記事を集めた本なので、話題が多岐にわたっていること。もう一つは、文章を読んでなるほどと思ってその曲を YouTube で聴いてみると、音楽の印象(私の感じ方)は違っていたりすること。…などかなと思う。



2016年7月27日水曜日

ピアノ「対称練習法」で左手を強化する♪

少し前に見つけたピアノの練習法で「対称練習法」("symmetrical inversion")というのが気になっていた。自分の練習に少し取り入れてみようと思っている。

一番の理由は、右手と左手とで左右対称の形で練習すると、より器用な右手(右利きの場合)につられて左手の上達が早くなる、というのが科学的に正しい、つまり効果があるような気がしたからだ。

もう一つ、ヴィルトゥオーゾとして有名なマルク=アンドレ・アムラン(マルカンドレ・アムラン)や、かのホロヴィッツも、同じような練習を採り入れているというのも、やってみようと思った理由である。

2016年7月26日火曜日

[2016年来日ピアニスト](公演カレンダー6)

2016年来日予定のピアニストのリサイタル・カレンダーその6(2016/7/26更新→8/10 ユジャ・ワン曲目追加)。 ※ピアニスト名のリンクは関連記事へ

個人的なメモなので、開催場所はほぼ関東圏、ピアニストは私の趣味で(一部日本人ピアニストも含む)選んでいる。また、誤記などあるかも知れないので、その辺はご容赦を…。


2016年7月25日月曜日

近況:ラフマニノフ「楽興の時」Op.16-5 譜読み開始!

7月20日に「清水の舞台から飛び降りる」?つもりで、ラフマニノフの「楽興の時」の第5曲 Op.16-5 変ニ長調 をやると決めた。

難易度は 28段階の17。試し弾きした限りでは、弾けそうかも…という感触はない。少なくとも「得意パターン」ではないようだ。でも今は、頑張ればなんとかなるだろう…と、思うしかない。

曲の出だしはこんな(↓)感じ。ゆったりとしたいい曲だ。長さは、4ページ、53小節、時間的には4〜5分くらい。


2016年7月23日土曜日

シドニー国際ピアノコンクールの優勝はアンドレイ・ググニン♪

先ほど、シドニー国際ピアノコンクールの最終結果が発表された。

優勝はロシアのアンドレイ・ググニン。2位がタラセヴィッチなので、ロシアの1・2フィニッシュという形だ。個人的に期待していた、Moye Chen(中国)は3位。



2016年7月22日金曜日

曲の終わり方〜音楽の流れ〜曲の始め方♪

先週の土曜日、朝のTV番組(サワコの朝)で、俳優の寺尾 聰 が面白いことを言っていた。はっきりとは覚えてないが、おおまかには次のようなことを言っていた。


台本の最後に「さようなら」というセリフがあったとする。これをどう言うか(演技・発話するか)は、このセリフと関連する一つ前のセリフによって決まる。

そのセリフもまたその前のセリフ(がどういう文脈で何を言おうとしているか)によって決まる。そしてそのセリフもまた…、と延々と遡って、最初のセリフにたどり着く。…

読書メモ『パルランド 私のピアノ人生』8(完)

読書メモ:『パルランド 私のピアノ人生』
(高橋アキ、2013年、春秋社)
高橋アキ公式サイト


PART 7 教育・聴衆・文化

2016年7月21日木曜日

ロシアものは難しい…けどラフマニノフに挑戦!?

この数日間、ロシアものを中心に、次に練習する曲を探していた。とくに、ラフマニノフとプロコフィエフは少し調べてみた(↓)。…のだが、思った以上に難航してしまった。



問題は、弾けそうな曲があまりない、というよりもあまり知らない、ということ。そもそも、ロシアの作曲家(ピアノ曲)として思いつくのは、チャイコフスキー、ラフマニノフ、プロコフィエフ、スクリャービンぐらい…。

読書メモ『パルランド 私のピアノ人生』7

読書メモ:『パルランド 私のピアノ人生』
(高橋アキ、2013年、春秋社)
高橋アキ公式サイト


PART 6 ピアノ・ルームの楽譜棚から

2016年7月20日水曜日

読書メモ『パルランド 私のピアノ人生』6

読書メモ:『パルランド 私のピアノ人生』
(高橋アキ、2013年、春秋社)
高橋アキ公式サイト


PART 5 作曲家の流儀

プロコフィエフを弾くとしたら…

プロコフィエフと言えば、一般的には「ピーターと狼」、ピアノ音楽としてはコンクール向き?のピアノソナタやピアノ協奏曲であろうか…。

なので、自分(初級〜中級入り口?くらいの大人)が弾いてみようと思う曲は、まったく思いつかない。「束の間の幻影」などの小品集はあるようだが…。

2016年7月19日火曜日

ラフマニノフを弾くとしたら…

《趣味のピアノの選曲は悩ましい…》でも書いたが、弾きたいと思う曲の中で自分の実力にあった曲を探すのはけっこう難しい。

ラフマニノフも、一度は弾いてみたい作曲家の一人なのだが、いかんせん難しい曲が多すぎる。というか、あまりやさしい曲を書いてない。



2016年7月18日月曜日

近況:ブラームス間奏曲Op.117-1 修了♪!

6月の初めから練習してきたブラームスの間奏曲(Op.117-1)は、昨日で一応終わりにした。

全曲通してちゃんと弾けるところまでは、残念ながら到達できていないが、自分の実力レベルを考えると「自己満足」レベル程度に弾けるようになったのは大進歩である ♪

嬉しくなって、久しぶりに「修了証」を作ってしまった…(^^;)。「終了」ではなく「修了」!



2016年7月17日日曜日

シドニー国際ピアノコンクール、ファイナリスト

シドニー国際ピアノコンクール、室内楽は少しは面白いかと思って何人か聞いたが、ほぼ期待はずれだった。

昨夜、6人のファイナリストが発表された(↓)が、今回はセミファイナリスト12人のときに比べると、まあ順当な選択だと思う。



2016年7月16日土曜日

趣味のピアノの選曲は悩ましい…

ブラームスの間奏曲(Op.117-1)も、そろそろ「飽和点」(今の自分の実力ではここまでかな?と思うレベル)まで来たかな、と思い始めた。それに、もともと目処としていた1カ月半を過ぎたので、今週いっぱいで終わりにしようと思っている。

で、次の曲を考え始めたのだが、なかなか考えがまとまらない。とりあえずの候補は…

①ブラームスをもう1曲
②ロマン派系の別の作曲家へ
③初めてのロシアもの

2016年7月15日金曜日

シドニー国際ピアノコンクール、変貌の舞台裏

シドニー国際ピアノコンクールをちらほら聴いている。何人かのコンペチターの演奏を聴いた限りでは、やはり一流のコンクールに比べるとちょっと…、というのが正直な感想だが…。

先日《シドニー国際ピアノコンクール、カウントダウン》の記事で、公式サイト(2020)がよくできていて、ライブストリーミングもあり、なかなか充実していることを書いた。

去年、このコンクールの音楽監督に就任した Piers Lane(オーストラリアのピアニスト ↓)という人が頑張って、かなり変えたらしい。



2016年7月14日木曜日

ベートーヴェン生誕250年!ロゴ入りTシャツ♪

2020年は東京オリンピック(とショパン・コンクール)の年、とばかり思っていたら、実はもう一つ大きなイベントがあるらしい。それが「ベートーヴェン生誕250年」!

この度、そのロゴが発表された(↓)。


2016年7月13日水曜日

ワクワク感のあるピアノ音楽(=同時代の音楽?)を聴きたい

バッハやベートーヴェンからドビュッシーやラヴェルくらいまでの、クラシカルな音楽は好きなのだが、ときどき物足りなさを感じてしまう。

だから、ときどき現代の(同時代の)新しい音楽を聴きたいと思う。その中で、いい作品を見つけたいとも思う。しかし、なかなかそういう作品や演奏にお目(耳)にかからない。

じゃあ、どんな音楽や演奏が聴きたいのか?というと、自分でもよく分かっていないような気がする…。

2016年7月12日火曜日

シドニー国際ピアノコンクール:番狂わせ??

シドニー国際ピアノコンクール、それほど注目しているわけではないが、ライブストリーミングをやっているので、暇なときにつまみ食い的に聴いていた。

で、昨夜、12人のセミファイナリスト12人が発表されたのだが、個人的にはちょっと意外な感じもした。



2016年7月11日月曜日

近況:ピアノ、少し上達したかも…♪?

このところの練習(ブラームス Op.117-1)は、「全曲通して弾く」→「うまく弾けないところを部分練習」というパターンでやっている。

前回の近況報告で「きれいな音を出すことを意識しながら弾く」という話を書いたが、これが思ったより効果があるようだ。

この1週間、私にしては珍しく「上達した」ような気がしたので、今日の近況報告はうまくいっていることを中心に書いてみたい。

読書メモ『パルランド 私のピアノ人生』5

読書メモ:『パルランド 私のピアノ人生』
(高橋アキ、2013年、春秋社)
高橋アキ公式サイト


PART 4 アキ オンステージ・オフステージ

2016年7月10日日曜日

一つのピアノの音にすべてを込める…

高橋アキさんの『パルランド 私のピアノ人生』という本を読んでいる。その最初のところ(p.7)に、いきなり「そうか!」と思ったことが書いてあった。




2016年7月8日金曜日

アンデルシェフスキ復帰!?♪

数日前のねもねも舎ブログに、3月に休養宣言したアンデルシェフスキ(ピョートル・アンデルジェフスキ)が「戻ってきた」という記事が載っていた。


たしかに弾いている(↓)。この写真は7月2日のコンサートの模様。(BRSO Facebook より借用)



2016年7月7日木曜日

「大人が弾きたい」ピアノ曲って??

ときどき、アマゾンで最新刊・近刊のピアノ関連書籍を探すのだが、なかなか読みたい本が見つからない。

それにひきかえ、「ナントカ名曲集」とか「大人のための…定番」とか、似たような曲集(↓)はしょっちゅう「新刊」書に並んでいる。

「新刊」とかっこをつけたのは、昔から内容はそんなに変わっていないのではないか、と疑っているからだ。もちろん「流行(はや)り歌」とか、最近のTVドラマやアニメの主題歌とか、ヒットしたポピュラー曲とか、少しは入れ替わっているのだろうが…。



読書メモ『パルランド 私のピアノ人生』3

読書メモ:『パルランド 私のピアノ人生』
(高橋アキ、2013年、春秋社)


PART 2 新しい音はゼロからはじまる

2016年7月6日水曜日

読書メモ『パルランド 私のピアノ人生』2

読書メモ:『パルランド 私のピアノ人生』
(高橋アキ、2013年、春秋社)


PART 1 レパートリーと共感:その2(記事部分)

オーストラリアの作曲家?:シドニー国際ピアノコンクール

昨日の記事で、シドニー国際ピアノコンクールのことを書いた。その最後に、出場者にはオーストラリアの作曲家のピアノ曲を入れることが求められることを紹介した。



2016年7月5日火曜日

読書メモ『パルランド 私のピアノ人生』1

読書メモ:『パルランド 私のピアノ人生』
(高橋アキ、2013年、春秋社)



PART 1 レパートリーと共感:その1(対談部分)

シドニー国際ピアノコンクール、カウントダウン

ふと気がつくと、明日からシドニー国際ピアノコンクールが始まる。涼しげなロゴ(↓)を見て、シドニーは南半球にあることを思い出した。




しまった! 避暑を兼ねて、コンクールを見に行けばよかった、といまさらながら少し後悔している。日本がこんなに急に暑くなるなんて…。ちなみに今日のシドニーは「晴れ時々曇り、8℃〜16℃」らしい。

2016年7月4日月曜日

近況:ブラームスの間奏曲、きれいな音色を求めて部分練習

この1週間で中間部の「暗譜」も一応できたので、曲(ブラームス Op.117-1)全体が第3段階の「部分練習(弾き方訓練)」というところまで来た。ここまでほぼ1カ月。


前回作った「進捗マップ」を更新しようかと思ったのだが、「弾けてない」部分がほとんど減ってないのでやめた。次の「通し練習」の段階に行くには、まだまだ時間がかかりそうだ。

2016年7月3日日曜日

ピアノに関するモヤモヤ:久しぶり?

ピアノに関してモヤモヤすることが、年に何回かある。練習がうまくいかず、行き詰まっているときのモヤモヤだったり、いい音楽って何だろう?という漠然としたモヤモヤだったり、なんとなく気分がすぐれないモヤモヤだったり…。

ただ、最近感じているモヤモヤは、いつものと違うような気がする。



2016年7月2日土曜日

ピアノ「上達の法則」があるといいのに…。

『上達の法則』という、ちょっと気になるタイトルの本を見つけた。副題も「効率のよい努力を科学する」となっていて、「効率」とか「科学する」という言い回しが、理工系の私の心をくすぐった。



2016年7月1日金曜日

採点方法がユニークなブラームスのピアノコンクール

ブラームスの曲(間奏曲 Op.117-1)を練習しながら、ブラームスのことも勉強していて、そういえば「ブラームス・ピアノコンクール」みたいなものはあるのかな?と思った。

Wikipedia によると、「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」という名前で、ピアノだけでなく、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、声楽、室内楽と6つもの部門があり、しかも毎年行われているとのこと。