2015年2月27日金曜日

ゲーム音楽にバッハのフランス組曲 !?

フランス組曲(J.S.バッハ)の練習を始めたので、少し曲のことを調べようとしていたら思わぬものを発見した。フランス組曲第3番のメヌエットが、昔懐かしいゲーム「テトリス」の音楽(BGM)に使われていた、というのだ。



2015年2月26日木曜日

ブレンデルが絶賛するキット・アームストロングの演奏に期待 ♪

アルフレッド・ブレンデルが「私が出会った最も類稀なる才能」と絶賛する、キット・アームストロングのリサイタル(3月5日)が近づいたので、演奏予定の曲目の「予習」を始めた。予習といっても、弾けるわけはないので、YouTube で聴いたり楽譜を眺める程度であるが…。

リサイタルについては《キット・アームストロングのリサイタル予約 ♪》の記事とジャパン・アーツのサイトを、キット・アームストロングの演奏は《キット・アームストロングを聴いてみる》を参照されたい。



2015年2月25日水曜日

ハンガリー:ピアニストの系譜(4)

ハンガリーのピアニズムで歴史的に重要なのはフンメルとリストである。その後、民族音楽の研究などでハンガリー音楽に一つの特徴を与えたのがバルトークとコダーイだ。

バルトークとエルンスト・フォン・ドホナーニ、フェレンツ・ラドシュの3人から多くの傑出したピアニストが出ている。ラドシュ門下のアンドラーシュ・シフがその中でもひときわ輝いている。


 『ピアニストの系譜』
 (真嶋 雄大 著、音楽之友社 2011/10/5)

  読書メモ4:ハンガリー

  本の紹介・目次は→《本「ピアニストの系譜」》


2015年2月24日火曜日

ピアノの基本動作練習:回転(シャンドール ピアノ教本)

今年はピアノの基本技術の上達を意識しようと考えている。少し前に読み終えた『シャンドール ピアノ教本』が良さそうなので、その内容を少しずつ実践しようと思う。



2015年2月23日月曜日

フランス・ピアニズム:ピアニストの系譜(3)

フランスでは、音楽をどのように楽しめるかとか、生かせるかということで、インスピレーションが大切にされる。例えば、ラヴェルについては、何よりも欲しいのが音色のイメージ。また、ドビュッシーでは撫でるような柔らかなタッチが必要である。


 『ピアニストの系譜』
 (真嶋 雄大 著、音楽之友社 2011/10/5)

  読書メモ3:フランスのピアニズム

  本の紹介・目次は→《本「ピアニストの系譜」》


新しい曲の練習開始:バッハ:フランス組曲第2番から3曲

先週の金曜日までで「選曲週間」を終わって、次の曲はJ.S.バッハのフランス組曲第2番 BWV813 と決めた。全部で6曲あるのだが、その中で Allemande、Courante、Menuet の3曲とした。余力があれば他の曲もやるかもしれないが、当面はこの3曲に集中したい。

2015年2月22日日曜日

ロシア・ピアニズム:ピアニストの系譜(2)

ロシアのピアニズムはたった一つの教えではなく、とても大きく、宇宙的な規模のもの…。ピアニズムというものを詩、歌、文学などの他の芸術との関わり合いの中で教えられていた…


 『ピアニストの系譜』
 (真嶋 雄大 著、音楽之友社 2011/10/5)

  読書メモ2:ロシアのピアニズム

  本の紹介・目次は→《本「ピアニストの系譜」》


2015年2月21日土曜日

ピアニストの系譜=師弟関係、知ってますか?

『ピアニストの系譜』という本を読んだ。著者は真嶋雄大さん、副題は「その血脈を追う」。歴代&世界のピアニストの師弟関係を、これほど体系的にまとめたものは他にないだろうと思う。

本文もそれなりに面白いのだが、なんといっても、巻末についている4枚8ページの「国別の折り込み系譜図」が楽しめる。



2015年2月20日金曜日

ベートーヴェンのピアノ・ソナタ:チェック結果 ♪

ベートーヴェンのピアノ・ソナタ、結局4日間かかって、全楽章の感触(弾けそうかどうか)をチェックした。その結果が次の表である。

2015年2月18日水曜日

ドイツ・ピアニズム:ピアニストの系譜(1)

ドイツのピアニズムの本質は「伝統・格式・重厚・造形・理論・構築感」「楽譜や基本に忠実に、姿勢を崩さず」…


『ピアニストの系譜』
 (真嶋 雄大 著、音楽之友社 2011/10/5)

  読書メモ1:ドイツのピアニズム

  本の紹介・目次は→《本「ピアニストの系譜」》


曲の仕上がりレベルの評価

昨日の記事《ベートーヴェンのピアノ・ソナタを一通り見る ♪(選曲2日目)》を書いていて、思いついたことがある。

それは、自分のピアノの実力を把握するために、練習した曲の仕上がりレベルを記録してはどうだろうか、ということである。そのヒントが、選曲の作業にあったのだ。

2015年2月17日火曜日

ベートーヴェンのピアノ・ソナタを一通り見る ♪(選曲2日目)

選曲週間2日目までで、とりあえずバッハは「フランス組曲」の第2番を候補とした。6曲あるうち、まずは1曲目の"Allemande"が第一候補で、第二・第三候補は"Menuet"と"Sarabande"。要はテンポが緩やかなもの…、に結果的にはなっている。

で、ベートーヴェンのピアノ・ソナタの方は、初めは難易度の低い方から6曲ほどを見てみるつもりだったのだが、この際ぜんぶ見てみることにした。

2015年2月16日月曜日

次のピアノ曲を選ぶ!選曲週間 ♪

さて、セヴラック「ポンパドゥール夫人へのスタンス」は2月14日で一応「おしまい」(挫折ほどではないが修了とは程遠い…)ということにして、昨日からは久しぶりの「選曲週間」に突入した。

今回は、以前作った [ピアノ練習曲候補リスト] ではなく、先週作成した《難易度別ピアノ曲(中級)》を参考に進めることにした。

2015年2月15日日曜日

本「ピアニストの系譜」

『ピアニストの系譜』という興味深い本のご紹介。ベートーヴェンの時代から現代まで、ピアニストの師弟関係が世界規模で解説されている。

以前から読みたいと思っていたのだが、ピアニストをあまり知らない段階で読んでも面白くないと思って先延ばししていた。2年間で少しはピアニストの名前も覚えてきたので、満を持して?読み始めた。

2015年2月14日土曜日

ラ・フォル・ジュルネ2015出演ピアニスト

今年のラ・フォル・ジュルネの有料プログラムが、数日前に発表された。今年もたくさんのピアニストがやってくる。とりあえず、プログラムの中から気になるピアニスト・曲をざっと拾い出してみた。

2015年2月11日水曜日

[ピアノの本]、[大人のピアノ練習法] の見出しを追加

お知らせです。

このブログの記事もそれなりに増えてきたので、記事を探しやすいように整理を始めました。

とりあえず、ブログ・タイトルのすぐ下に[記事]、[ピアノの本]、[大人のピアノ練習法] などの見出しを付けました。

[ピアノの本]は、これまで読んだ本の一覧と、それぞれの本に関する記事(読書メモ)へのリンクを貼ってあります。

[大人のピアノ練習法]は、これまでに書いた「大人ならではの練習方法」(と私が考えていること)の各記事へのリンク(目次)になっています。

[記事]は、上の二つのページから元のブログ画面に戻るボタンです。


今後、もう少し整理を進めたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。

/以上/


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近況:セヴラック、中断しようか…

《ピアノ曲の難易度と自分の実力》で書いたように、セヴラックの「ポンパドゥール夫人へのスタンス」は、難易度が自分の実力を超えていたようだ。私の実力が15くらいなのに対して、この曲の難易度は18、最大限がんばって何とかなるかならないか…というところ。

それを言い訳にするわけではないのだが…、セヴラックは今週いっぱいで一旦「中断」しようと考えている。今の実力では、なかなか進展が難しそうだ。それに、装飾音符を半分以上省略しているのも、後ろめたい思いをしているのだが、これも相当きつそうだ。

2015年2月10日火曜日

アンデルシェフスキ、バッハを語る

KAJIMOTOのニュース・ページに「J.S.バッハを語る」というアンデルシェフスキのインタビュー記事が載っていた。

音楽評論家の青澤隆明さんによるインタビュー記事で、4回連載予定の第1回目。2月25日に東京オペラシティで、バッハの フランス風序曲とイギリス組曲第3番(とシューマン)をやるので、それに合わせた企画記事。インタビュー自体は去年の来日時に行ったもの。

対談なので、雰囲気やニュアンスは記事を読んでもらったほうが分かりやすいと思うので、軽く私の感想だけ…。※追記@2022/10/19:元の記事は削除されたかも…(^^;)

2015年2月7日土曜日

ピアノ曲の難易度と自分の実力

練習するピアノ曲を選曲するときにいつも困るのが、曲の難易度がなかなか把握できないことと、同じように自分の実力がよく分からないことである。

で、最近『ピアノ教材研究』というサイトを見つけた。865冊の楽譜に収録された膨大なピアノ曲に関する難易度が付けられている。これは使えそうだ。



2015年2月6日金曜日

バッハ:パルティータの名演、やはりシフがいい!

バッハのパルティータ6曲をすべて聴いてみた。

3月5日のキット・アームストロングのリサイタルの演目に、パルティータ第6番が入っているので、予習のつもりで聴き始めた。いつものように、YouTubeで第6番のお気に入りの演奏を探した。

2015年2月5日木曜日

シャンドール ピアノ教本11:記事リスト+訳者あとがき

『シャンドール ピアノ教本:身体・音・表現』 読書メモ
(ジョルジ・シャンドール 著、岡田 暁生 監訳、春秋社、2005/2/1)

小さい頃から「ピアノを弾くには苦しい練習に耐えて、指を強くしなくてはいけない」という強迫観念にかられながら日々楽器に向かってきた学習者は、ややもすると「ラクをする」ことに対して罪悪感を抱きがちである。

だがシャンドールは、「指の筋肉」とやらを強くしようとして、ますます身体をこわばらせ、そしてますます音が鳴らなくなるという悪循環に対して、くどいくらいに警告を発する。
(「訳者あとがき」から)



2015年2月4日水曜日

「作曲家別演奏法」:シューベルト、シューマン、ショパン等

『作曲家別演奏法』(シューベルト、メンデルスゾーン、シューマン、ショパン)という本を読んでみた。シューベルトやシューマンの曲をやるとしたらどんな曲があるのか、ヒントが得られるかも知れないと思ったのだ。練習の仕方なども含めて…。



シャンドール ピアノ教本10:音楽の句読法

音楽の句読法を考える上で重要なのは、音楽の中には重要な音とそうでない音があること、ピアノの音はすぐに減衰してしまうという楽器の本性をよく理解しておくことである。

装飾的な音は控えめな音量で弾くことが基本であるが、アッポジャトゥーラ(前打音)や不協和のグレース・ノートは強調されねばならず、音楽にスパイスを添える。重い拍に注意を向けさせ、非和声音を効果的に扱うことを我々は覚えなければならない。

2015年2月3日火曜日

シャンドール ピアノ教本9:歌う音、練習、暗譜

ピアノで「歌う音」とはよく通る響きであって、それは指を含むすべての関節を弾力的にすることで得られる。

練習の効果は、いかに意識して集中するかによって大きく変わる。繰り返す動作が常に同じであることが非常に重要である。ある技術パターンを身につけたなら、それを直ちに実際の作品の中で用いる方が生産的である。膨大な数の偉大なピアノ曲には、恐ろしく多くの学ぶべきことが含まれているのだから。

暗譜は、その曲が身についてから専念すること。

2015年2月2日月曜日

シャンドール ピアノ教本8:基本動作の応用、指の独立、ペダル

五つの基本動作については、いったん技術を習得してしまえば、もう練習する必要はない。新しい曲を練習する時には、譜読みの最初の段階で楽譜の各部分に基本動作を当てはめていくこと。

基本動作においては、コーディネートやシンクロナイズなど「相互作用」を重視してきた。が、指の独立は非常に重要なものである。問題はそれをどうやって達成するかである。指の独立・強化のための練習の中には、有害なものもあるので注意が必要である。

ペダルは響きが悪くない時には常に使ってよい。

近未来ピアノ!? Bogányi Piano

少し前から一部で話題になっているのが "Bogányi Piano"。そのデザインが、宇宙船のようだとかバットマンみたい…とか注目されているようだ。(「“バットマンみたい?!”と噂の、新型グランドピアノが超クール!」)



2015年2月1日日曜日

近況:シベリウス完了、セヴラックに本腰

シベリウスとセヴラックで四苦八苦しているうちに、1月も終わってしまった。シベリウスの「エチュード」はなんとか弾けるようになったものの、その後なかなか進歩がない。途中止まらずに弾けるところまで行かない。セヴラックの譜読みは亀のごとき歩みである。

このままでは、先が見えないので、シベリウスはいったん完了とすることにした。課題(目標)としていたスピードも、今のところ「MM=50」の状態にとどまっているので、正しくは「中断」と言うべきか…?

シャンドール ピアノ教本7:基本動作⑤突き+基本動作のまとめ

5つ目の動作は「突き」。突きは、筋肉の能動的な力だけによって行われるものであり、重力も重みも用いられない。指を鍵盤に正しく置いた状態で、最も強い胴体と腕の筋肉のいくつかを突然同時に収縮させることで、鍵盤を押し下げる。指は鍵盤と絶えず接触している。

これまでに述べた五つの基本パターンを個別に、あるいは組み合わせて用いれば、大半のピアノ演奏における技術上の問題を解決できる。なお、指は絶えず活動的でなければならないが、手首がフリーズしないよう常に注意すること。